山崎ハウジングは、適正価格のゼロエネルギー住宅、リノベーション、リフォームを通じて、
その家に住む人、つくる人それぞれの家族が笑顔あふれる豊かな暮らしをプロデュースするために、
正道を歩み、向上心を待ち続け知識・技術を磨き続けます。
山崎ハウジングの山崎でございます。
弊社も日頃利用しているエネルギーパス、エネルギーエージェントの管理・運営を行っている
日本エネルギーパス協会様のHPからの転載です。
私たちのお隣の県である長野県では、住まいの省エネ・健康への影響に対する行政の取組みが日本一進んでいます。
その長野県の新聞で連載しているコラムの内容です。
上越市でこれから家を建てる方、リフォームする方にぜひ知って欲しいことなのでご紹介いたします。
2015年6月24日【分けて考えたい「風通し」、「漏気」、「換気」】
今年4月から、新築戸建て住宅も「長野県建築物環境エネルギー性能検討制度」の義務対象になった。
この機会に、県がこの制度を通して目指していることや、本来、消費者が住まい選びの際に知っておくべき、
住まいの『燃費性能』と『健康性能』との関わりなどについて、シリーズでお届けする。
さて前回は、断熱性能とともに気密性能が大切であることを説明した。
しかし、高気密住宅は息苦しいので、中気密くらいの方がよいというような誤解をしている方もなかにはいるようだ。
これは、「風通し」、「漏気」、「換気」をごっちゃにしていることから生じる誤解だ。
まず「風通し」だが、これは窓を開けて風を通すことをいう。
「風通し」のいい家の住み心地はもちろんいい。
しかし、「風通し」には窓や壁の配置が重要なのであり、「気密性能」とは直接の関係はないのだ。
次に「漏気」だが、これは文字通り家の隙間から知らないうちに出入りしている空気の流れだ。
気密性能を高めることで隙間が減り、「漏気」も減る。
逆に気密性能が低いと、せっかく暖房しても図のように暖まった空気は軽いため家の上部から逃げてしまい、
その分だけ下から冷気を吸い込んでしまい寒い環境になる。
つまり「漏気」は少ないほど望ましいのだ。